【今が〝旬〟~このレーサーに乗れ~】絞り屋から自在屋へ変化した林美憲「50歳まではA1でいたい」

2021年04月23日 16時38分

林美憲

◇林美憲(46)徳島支部75期

 SG優勝こそないが2004年・住之江グランプリシリーズ、2005年・桐生オーシャンカップで優出。2013年の地元・鳴門60周年記念などGI3V。2018年には全国24場Vを達成した実力者が好調だ。

 21世紀に入って1年間、優勝ゼロだったのは2015年の1回のみ。もともとコンスタントに成績を残すタイプで今年もここまで5優出1Vと安定した航跡が光る。

「最近はペラもリズムも絶好調です。それが結果につながっていますね。内寄りに行くスタイルがハマっているのが一番かな。勝ちやすい位置からレースを組み立てるようにして成績が取れるようになった。勝てる結果を模索した結果、進入は遠慮なく行くようになりました」と好調の理由を明かす。

 すでに出場資格が45歳以上というプレミアムGIマスターズチャンピオンに参戦しているようにベテランの域に入ってきた。それでも「若いころから日々、もうちょっとずつ頑張ろうと思ってやっていますね」と地道にコツコツと努力を積み重ねてきた成果もあって全く衰えはない。2020年後期、2021年前期と6点台後半だった勝率が2021年後期は7・40前後とアップしているように円熟味も加わって安定感も増している。

「若いころは完全な〝絞り屋〟でした。3カドに引いたりもしてたし、カドからまくっていくスタイルだった。でも今の時代はエンジンがそこまで伸びないので。今は差しが多い臨機応変な〝自在屋〟ですね。ペラは前はピット離れにもこだわってたけど、今は一応伸び重視のオーソドックスな形で行ってます」。選手にとって大きな変化を強いられた出力低減エンジンにも、しっかりと対応して結果につなげている。

 趣味はゴルフ。時間があれば練習場に足を運んでクラブを振っている。「20年くらい前に始めたけど、ここ1、2年はハンデ1桁を目指してメチャメチャ頑張ってます。クラブを買ったりね。一緒に行くのは嫁、選手だと一宮稔弘君、佐々木和伸君、武田信一さんが多いかな。できれば月に6、7回行きたいけど、今は月1、2回ラウンドしてます。息抜きになるし、自分が上達するのが好きなんですよ。ボートはうまくならなかったからね」と冗談交じりに話す。

 今後の目標については「50歳まではA1でいたいですね。できるところまで高いレベルでやりたい」とキッパリと言い切るように、まだまだ志は高い。一般戦での活躍はもちろんSG、GIで大仕事をやってのける可能性も十分だ。

☆はやし・よしのり 1974年11月16日生まれ。徳島支部所属の75期生。徳島県出身。1994年11月の鳴門でデビュー。2走目で初勝利。1998年からつで初V。2010年2月まるがめ四国地区選手権GI初V。通算65V(GI3V)。2018年12月には全国24場制覇。同期は徳増秀樹、上平真二、大沢普司、岡瀬正人ら。

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