【下関ボート・PGⅠカウントダウン】〝新人〟守田俊介「レースでやりたいことはできている」

2021年04月17日 17時15分

守田俊介

◇守田俊介(45)滋賀支部74期

〝匠の祭典〟プレミアムGⅠ「第22回マスターズチャンピオン」が20日に開幕する。マスターズCの代名詞と言えば大会3Vを誇るレジエンド・今村豊氏だ。今回の舞台は今村氏のホームでもあったボートレース下関。昨年、惜しまれつつ引退した「レジェンド」の座を誰が引き継ぐのか――。〝新人〟ながらドリーム1号艇に座る守田俊介の胸中に迫った。

 マスターズチャンピオンが創設された当初を回顧して「あのころはA2でも出場できたり、50歳を過ぎてGⅠ初優出する選手がいたり、味がありましたねぇ~」と人ごとのようにノスタルジーに浸るのが守田らしい。が、いよいよ今年は自身が満45歳以上という出場資格を満たして出場する立場(初出場)となった。しかも選考順位1位(ドリーム戦1号艇)なのだから優勝候補筆頭である。

「自分も年を取ったんだなあ~、と思いますね(笑い)。30代のころに比べたら確実に体力や持久力は落ちているし、無理せず減量できるようになったのも、筋肉量が落ちているからでしょう」

 それなのに2021年前期適用勝率は自己最高の8・26をマークと矛盾した現象が起きている。「体力は落ちても、今のところレースでやりたことはできています。経験値は逆に上がっていますしね」。さらりと言ってのけるが、守田は「左肩に爆弾を抱えて走っている」と言うように、古傷である左肩の筋は切れたまま。主治医から「肩から腕が動くならレースしてもいい」と言われていても、あっせんが続くと痛みが蓄積する上に、転覆一回で肩がパンクする危険と隣り合わせだ。

「手術するなら半年ぐらい走れない。調子がいい時に長期欠場はもったいないんで、先延ばしにしています(笑い)」

 いつか〝その日〟が来るにしても、レースに出ている限り、守田の圧倒的パフォーマンスに陰りはない。それより気になるのは下関の出走回数が極端に少ない点だろう。今回も2017年11月以来となる。

「下関は若い時に優勝しているし、乗りやすそうなイメージもある。昔は減音(エンジン)のレース場とナイター場が苦手だったけど、今はそれも克服しています」

 持ちペラ制時代は人脈がないことによる情報不足で仕上げに苦しんだが、全場が減音エンジンになったことと持ちペラ制廃止でハンディはなくなり、ナイターも2018年の蒲郡SGダービー制覇で不安を払拭した。3月の福岡SGクラシックでも優勝戦進出と炸裂した剛腕が、下関の夜を切り裂く!

☆もりた・しゅんすけ 1975年8月12日生まれ。京都府出身。1994年5月のびわこでデビュー。初勝利は同年9月の福岡。1996年8月に平和島で初優勝。2003年びわこ近畿地区選でGⅠ初V。2015年10月の浜名湖ダービーでSG初V。通算111V(SG2V、GⅠ4V)。同期には辻栄蔵、石渡鉄兵、本部めぐみ、勝野竜司ら。

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