ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第2戦 是政プリンセスカップ」が15日、開幕した。
 
 初日12Rドリーム戦は1号艇・小野生奈(32=福岡)がインコースから逃げ切って制した。前検日にはイマイチだった舟足をきっちりと修正して戦える状態にまで持ってきた。一方、予選スタート組では平田さやか(36=東京)、中田夕貴(28=埼玉)、三浦永理(38=静岡)の3人が連勝発進を決めている。

 2日目(16日)12Rでもドリーム戦が組まれており、1号艇は松本晶恵(33=群馬)。しかしながら、初日後半11Rで転覆失格を喫しており、舟足への影響が懸念される。対して舟足が良さそうなのは、5号艇で出走する浜田亜理沙(33=埼玉)だ。

 初日は6R6号艇の1回走り。ここは1号艇・森下愛梨(24=静岡)、3号艇・川野芽唯(35=福岡)との三つどもえの大接戦となったが、しっかりと2着を取り切る好走劇を披露した。

 浜田は「調整の時間があったので自分なりにプロペラ調整をしたけど、体感が前検の時よりも悪くなってしまいました。ただ、エンジン自体がいいってことは分かりました。ここからはしっかりと合わせていきたいです」と、近況好調な28号機の〝秘めたる〟パワーを感じ取ったようだ。

 近況については「前節の福岡はダメだったけど、それ以外では良かったし、最近の調子はいいです」と今年はすでに3優出とリズムも良好。現在、審査中の2021年後期適用勝率は6・57(15日現在)と、4期ぶりのA1級復帰も見えてきた。

 変わらず乗りっぷりも上々で、さしたる不安材料も見当たらないだけに、2日目以降も好走を続けそうだ。