ボートレース浜名湖のGⅢオールレディース「HamaZoカップ」は11日の4日目、予選を終了。12日の5日目、10~12Rで準優勝戦3番勝負が行われる。

 予選を1位で通過したのは8戦6勝の地元・池田浩美(44=静岡)。2位は4日目連勝と気を吐いた平高奈菜(33=香川)、3位にはベテランの倉田郁美(53=静岡)が入った。準優勝戦各レースの1号艇を手にしたこの3人は、舟足も良好でそれぞれが人気に推されるはずだ。

 しかし、徐々に調子を上げてきた平山智加(35=香川)も目が離せない存在となってきた。3日目までは3、3、3、1、4、3着と大敗こそないものの中間着が多く、イマイチ波に乗れ切れなかった印象だが、予選最終日の4日目は見事に2、1着。3日目終了時の得点率11位から5位へと押し上げた。

 エンジンに関しては「伸びと乗り心地の両立は難しいですね」とまだ納得の舟足にはなっていないが「出足はしっかりしているし、どうやっても悪くならない。足的には中堅あるって感じ」と戦えるレベルには仕上げてきた。

「今日(4日目)でプロペラ調整の方向性はだいぶ見えてきました。明日(5日目)もいろいろと調整をやって、足のバランスが取れるようにしていきます」と、さらなる上積みをもくろんでいる。

 当地は過去5年間で昨年末の「クイーンズクライマックス」と、2016年の女子戦の2節のみと出走回数は少ないが、どちらも優出をしており「相性がいいのよね」と自信の表情を浮かべる。

 また、来る8月には昨夏制したプレミアムGI「レディースチャンピオン」が当地で開催される。「(もちろん)連覇は狙いたいけど、前節(福岡SG・クラシックで)フライングを切っているし、年末(クイーンズクライマックス出場)を考えると、賞金的にも夏場(レディースC)で最低でも優出をしないといけない。そのためにも、いいイメージを持って、また夏に来られるように、今シリーズも精一杯、頑張らないと…」と〝真夏の大一番〟を見据える上でも、まずは今節きっちりと優勝戦進出を決めるつもりだ。