ボートレース大村のGⅠ「ダイヤモンドカップ」が10日、開幕する。その前検日に当たる9日にはエンジン抽選、スタート特訓などが行われた。

 その一方で、7月に芦屋で開催されるSG「オーシャンカップ」の選考期限は今月いっぱいとなる。ボーダー付近の選手にとっては勝負駆けだが、今節出場する谷野錬志(36=静岡)も「オーシャン勝負駆けです。でも、優出しないと無理なんですよね」とポツリ。

 そんな中、手にしたエンジン70号は前回使用の野田祥子(40=長崎)が鋭い伸び足を見せていた実績機。まずは第1段階はクリアしたか。

 前検も「足併せの伸びは余裕があった」と合格点。ただ、スタート特訓後は「1本目は良かったけど、2、3本目になると回転の上がりが鈍かった。これだと(伸びも)レースで生きないかも」と調整面に課題を挙げるが「手前からの回転の上がりを良くしたい。そこがくればいい足になってくれるはず。しっかり合わせていく」と方向性は見えている。しっかり調整を合わせての開幕ダッシュに期待したい。