【三国GⅠレディースチャンピオン】水口12年目のリベンジV

2014年08月12日 10時41分

レース直後、ピットで待ち構えていた親友・海野ゆかりと抱き合い喜びをかみ締める水口

【三国GⅠレディースチャンピオン】ボートレース三国で開催されていた「第28回レディースチャンピオン(女子王座決定戦)」は11日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の水口由紀がインからトップスタートの逃げで快勝、GⅠ&レディースチャンピオン初優勝を決めた。

 ピットに引き揚げてくると、普段から仲がいい海野ゆかりとしっかりと抱き合った。本人は「何か褒められたけど忘れてしまいました」と話すが、表彰式へ向かう車を見送った海野の目には涙が。「自分のことよりも緊張して、感動しました」と話すように、他艇につけ入る隙を与えない完璧な親友の勝利だった。「ちょっと早いと思ったけど、準優と同じタイミングだったので、入っていると確信してました」とコンマ07の見事なトップスタートを決め、1M先マイからバックで突き放し、ゴールを先頭で駆け抜けた。

 表彰式では、最初のひと言を聞かれると、感極まったのか涙で言葉にならない。ファンの拍手に後押しされてようやく出てきたのが「ありがとうございます」と、普段から礼儀正しい水口らしい言葉だった。

 今回は台風11号の接近に伴い、当初10日に予定されていた優勝戦が1日延期。準優勝戦と天候も変わったが、「大きく左右されることもないと思っていた」と余裕を持って優勝戦に臨んだ。

 12年ぶりの優出だったが、前回(02年徳山)の時は1号艇ながらインコースが取れずに敗退(4コースから(5)着)。「あの時はインを取っていても負けていたでしょう。でも今回は、『また取れなかった』と言われたら困るので、コースは取って、自分のレースをしようと心がけていました」と見事結果につなげた。

 これで賞金額は女子トップ。11月のレディースチャレンジカップ、暮れのクイーンズクライマックスへと上位での出場が濃厚だが、「先のことは考えず、次あるレースに集中していきます」と最後まで水口らしい謙虚な姿勢を貫いた。