ボートレース蒲郡の「日本財団会長杯争奪戦 蒲郡ムーンライトレース」が5日に開幕した。

 今節は男女混合戦で初日から女子の奮闘も光った。4Rでは塩崎桐加(28=三重)が3コースからまくり差して快勝。進入固定戦の7Rでは富樫麗加(31=東京)が5コースから狭い艇間をまくり差しで突き抜けた。

 富樫の駆る59号機は近況上昇機で2連率32%の数字以上に動いている。鮮やかなまくり差し快勝劇に「展開に恵まれたのが一番」と満面の笑みを浮かべていたが、仕上がり面も上々だ。

「ペラを少し叩いてかかりがしっかりして乗り心地が良かったですね。まだ(道中で)競ってないので足に関しては、何とも言えないけど悪くはないと思う。ここからうまく合わせていきたい」

 蒲郡は2019年3月以来、約2年ぶりの参戦。これまで優勝戦に進出したことはなく「あまりいいイメージがない」と話すが、今節はその印象も払しょくできる絶好機になりそうだ。

「蒲郡はいつも乗り心地がこない感じがしていたけど、今節は前検日にもらった時から乗り心地が良かったですからね。実際にレースにいっても良かったので、落とさないようにしたい」

 2日目(6日)のメイン12Rではオール女子戦が組まれており、3号艇で登場。絶好枠に構え、トップ級の舟足を誇る塩崎にどこまで迫れるか楽しみな一戦だ。