大村ボートのGⅢ「第1回ウエスタンヤング競走」は30日、第12Rで優勝戦が行われ、インの篠崎仁志(26=福岡)が逃げ切って快勝。8戦7勝という圧倒的強さで通算18回目の優勝を飾り、9月の戸田プレミアムGⅠ「第1回ヤングダービー」へ弾みをつけた。

「スタートはちょっと早いと思ったけど、外が来てたからスリットオーバーじゃないという確信を持てずに行ってしまった。これは反省点ですね」とレースを冷静に振り返ったが結果オーライ。1Mでは「落ち着いてましたよ」とスキのないターンで他艇を完封してみせた。GⅠ、SGで猛者たちとの戦いの中で得たメンタル面の強さを見せつけた格好だ。

 一方、弟・仁志とのワンツーフィニッシュが期待された兄・元志は、松尾昂明と道中で激しい2着競り。最後は松尾に軍配が上がった。

 篠崎仁は昨年、最後の大会となった桐生GⅠ「新鋭王座決定戦」を勝っている。

「最後の新鋭(王座)を取らせてもらって、また新しいタイトル(ヤングダービー)を取れたらかっこいいと思うので、ぜひ(Vを)狙っていきたいですね」