ボートレース大村の発祥地ナイターGⅢ「オールレディース 第15回蛭子能収杯」は23日、4日間の予選を終え、5日目(24日)の9~11Rで行われる準優勝戦に進出する18人が決定した。

 渡辺優美(28=福岡)が予選最終走の4日目7R(後半12Rは一般特賞)を3着にまとめ、得点率トップの座を守り切った。準優勝戦は10Rの絶好枠で登場する。残る準優1枠は11Rが遠藤エミ(33=滋賀)、9Rが浜田亜理沙(33=埼玉)となった。戦力的にも充実の顔ぶれで、準優でも人気の中心となりそう。

 一方、注目したいのは勝負駆けを決めた岩崎芳美(48=徳島)だ。

 4日目2Rを絶妙なまくり差しで1着をもぎ取ると、後半7Rでは「スタートはメッチャ早くてびっくりした」とコンマ01の極限スタートから逃げ切って連勝をマーク。得点率は5・00から6・25までジャンプアップした。「(準優に)乗れるとは思ってなかったし、連勝できたのは本当に良かった」と安堵の表情を浮かべた。

「だいぶ乗り心地も良くなっている。ずっと足は悪くないし、戦える感じはある」と舟足はいい。準優勝戦は9Rの5号艇。「思い切ってレースができればいい」とニッコリ。その宣言通りの果敢なスタートを決め波乱演出なるか、目が離せない。