ボートレースびわこの「第43回びわこ王座決定戦」は23日の4日目、予選が終了した。シ烈な得点率争いは、渡辺和将(31=岡山)が予選最終日を連勝で締めてトップ通過を決めた。2位に柳沢一(39=愛知)、3位に後藤翔之(35=東京)が入り、この3人が準優戦1号艇を獲得した。

 注目したいのは好調モードに入った後藤だ。今節は1走目に1着を取ってから5、3、5着とリズムに乗れなかったが、3日目から3連勝と巻き返した。

「最初は出足が全く良くなかったし、それでいて伸びるわけでもない。ペラ調整の方向性もつかみかねていました」と悩んでいた。しかし「今は大丈夫。しっかり合わせられている。自分好みに仕上がりました。出足系が良く、スタートして少しのぞく感じがある。それに一瞬の足もあるのでレースがしやすいですね。エンジンにパワーを感じます」と当地のエース・47号機の威力を発揮できるようになった。

 近況は前節まで5節で4優出とリズムはいいが、今年はまだ優勝に縁がない。「久々にいいエンジンを引けたし、これならって感じがある」と手応えはある。2020年11月の平和島以来、通算18回目の優勝を手にするためにも、24日の5日目準優戦10Rを制して優出を決めたい。