ボートレース戸田の「スカパー!・JLC杯戸田ルーキーシリーズ第5戦」は21日、準優勝戦が行われた6日目が終了、最終日(22日)12R優勝戦出場メンバーが次の通り決定した。

 1号艇・藤山翔大(30=大阪)
 2号艇・入海 馨(25=岡山)
 3号艇・上條暢嵩(27=大阪)
 4号艇・前田 滉(20=愛知)
 5号艇・松本純平(25=埼玉)
 6号艇・井上忠政(25=大阪)

 準優3番勝負はイン逃げ3連発の決着となり、予選トップ通過の藤山が順当に優勝戦ポールポジションを勝ち取った。伸びに関しては節一だけに、主役の座は揺るがし難いとみられるが、近況のリズムの良さでは入海も負けてはいない。

 11Rの準優戦では外枠勢が0台のスタートを踏み込んだが、インコースからしっかり押し切って今年3度目の優出を果たした。

 雨の影響か、機力に関しては「直線は周りと変わらない。でも3、4日目くらいは全部の足が良かったけど今は出足、行き足が落ちている」と万全の状態とはいかなかった様子。

「課題は行き足ですね。(いい時の)足が戻れば優勝を狙えると思うので、思い切ってペラを叩きます」と再調整でエンジンの底力を引き出していくという。

 2節前の尼崎ルーキーSで自身3度目のVを飾り、現在審査中の2021年後期適用勝率は7点台に乗せるなど、近況は好調モードに突入している。

 その背景には昨年11月に結婚した妻で116期同期の女子レーサー・新田有理(29=広島)の存在がある。「2人分と思って走っています。おかげで気持ちが強くなれています。(優勝戦も)感謝をして走りたいです。リズムもいいのでこれを崩さないように、攻める気持ちを持って行きたい」と愛情を力に変えて、4度目のV奪取を狙っている。