ボートレース住之江の「ボートピア梅田開設14周年記念」が19日に開幕する。今節から新エンジン、新プロペラ、新ボートに更新されるため相場は完全にリセットされた状態。18日の前検日は各選手が慌ただしく調整に追われていた。

 今大会に出場する48人のレーサーの中から選抜された6人が初日12Rのドリーム戦で激突する。もっともドリームメンバーの動きも似たり寄ったりで、まだ優劣はハッキリしていない。

 そのドリームメンバーの中に、仲口博崇(48=愛知)とともにSGタイトルを有する山口剛(38=広島)の名前がない。

 急きょ追加での参戦となったためで、その理由も「家に居るよりレースしてる方がいいと思ったから」と妙にヤル気十分。予選敗退した前節のGⅠ三国67周年でも「ずっと乗りにくかったし、流れが悪かった。自分にとって納得のいかない事故もあった」と不満をため込んでいたという。

 今年は年またぎの地元シリーズで準Vがあるものの、全体的にパッとしない状況。リズムの悪さは自覚しているだけに「うっ憤が晴らされるようなレースをしたい」と気合の入ったレースを披露してくれそうだ。