ボートレース宮島の「宮島神速王決定戦」は17日、初日が終了した。12Rドリーム戦は松田祐季(34=福井)がF2の身ながらコンマ19のスタートを決めて逃げ快勝。ただ、レース後に引き揚げてくると「スタートは全速で行けたけど、これはやばい。前検よりもだいぶ良くなったが、足的に厳しい。整備士さんに相談する」と神妙な面持ちで語った。

 逆に気配的には同レース2着の竹田辰也(37=山口)がいい。1Mは二番差しから2Mグイっと回り2番手に浮上。道中はグングン差を詰めて1着の松田に迫る勢いがあった。「追い風でも2Mブレーキがかかるし、キャビらずに回れる。ターンでも押しているし、伸びもいい状態。足はどっちもいいです」と満面の笑みを浮かべた。

 強いて課題を挙げるならばスタートか。「特訓や展示からスタート全速で行けない。本番も行き足が良すぎてスタートが難しかった。あとはそこの調整ですね」と漏らす。

 自身は2節前の下関では準優1号艇でまくられ5着に敗れるも、前節のまるがめでは再度、準優1号艇を獲得。そこでしっかり逃げて嫌なイメージを払拭した。舟足的にはトップクラスだけに3節連続の準優1号艇も視野に2日目6R3号艇、11R5号艇でも大暴れに期待したい。