ボートレース桐生の「第2回清酒赤城山 近藤酒造杯」は15日、準優勝戦3番勝負が争われ、16日最終日の12Rで行われる優勝戦に出場するベスト6が決定した。枠順は以下の通り。


1号艇・坂元浩仁(35=愛知)

2号艇・星 栄爾(35=静岡)

3号艇・山崎 郡(31=大阪)

4号艇・秋山直之(41=群馬)

5号艇・春園功太(29=三重)

6号艇・渡辺睦広(51=東京)


 優勝戦は1号艇の坂元が機力で他を圧倒的にリードしている状況。6日目の準優勝戦11Rではスタートで1人艇団遅れ。万事休したかと思われたが、そこからケタ違いのパワーで立て直すと、他艇を一気に振り切り1着ゴール。優勝戦ももちろん人気の中心になる。

 ただ、ほかの5人も優勝を諦めているはずはなく、中でも打倒・坂元に燃えているのが山崎だ。6日目準優勝戦9Rはコンマ11の好スタートを決めると、難なく逃げ切り勝ち。優勝戦一番乗りを決めた。

 今節コンビを組む54号機は「引いたときはヤバいと思った」と、序盤戦は回転の上がりをはじめ、課題が山積みだったが、持ち前の調整力で底上げを重ねると、自身のスピードとテクも駆使して優勝戦までたどり着いた。「エンジンのポテンシャルを考えれば精いっぱい引き出せた。部分部分でいい人には劣るけど、納得のレベルになった」と、今節は調整に苦労をしただけに、ようやく安堵の表情を浮かべた。

「(機力は)優勝戦でも決して引けを取らないと思うし、チャンスはあると思っている。桐生は好きな水面。なかなか結果は出せていないけど、今度こそ結果を出したい!」と意気込んでいる。