ボートレース若松のGⅠ「全日本覇者決定戦 開設68周年記念」が13日に開幕する。

 12日の前検日に行われたエンジン抽選ではエース格の21号機を茅原悠紀(33=岡山)、38号機を馬場貴也(36=滋賀)、近況急上昇中の15号機を西村拓也(34=大阪)が引き当てている。

 この3人の中でも、衆目を集めるのが茅原だ。今年はすでに2月の徳山GⅠ「中国地区選手権」を優勝。前節の住之江GⅠ「64周年記念」では結果的に予選敗退に終わったが、節間3勝を挙げて、通算1000勝へマジック3としている。本人は「1000勝は全然意識していない」とあくまで自然体でいる。

 手にした21号機は初下ろしで平高奈菜が優勝、1月の一般戦でも辻栄蔵がVを飾った優良エンジン。前検日のスタート特訓では「回転が上がっていなくて重い感じだった。前検日は本領を発揮できていない感じでしたね。行き足を良くして臨みたい」と手応えはイマイチだったが、底力を秘めているエース機候補だけに、調整さえキッチリと合わせられれば、存分に威力を発揮するに違いない。