
ボートレース浜名湖のGⅠ「開設67周年記念 浜名湖賞」は最終日(7日)の12Rで行われる優勝戦メンバーが決定。もっとも有利とされる1号艇は中島孝平(41=福井)が手にしたが、唯一の地元勝ち上がりとなった徳増秀樹(46=静岡)も注目すべき存在だ。
今節は苦心の連続。エンジン2連率は47%と高い数字ながら、なかなか期待通り動いてくれず、「調整の合うゾーンが狭い」と嘆く場面もあった。しかし、準優11Rは1周2マークで節一足の永井源を差し捉えての2着。「正味の足ではまだ分が悪いが、調整は思いのほか合っていた。これなら展開は突ける」とやっと光明が見えてきた。
「昨年10月の平和島(GⅠ66周年記念)準優1号艇を負けてリズムを崩した」と振り返るように、実は7月の芦屋SG「オーシャンカップ」の選考期間中(昨年5月~今年4月)にGⅠ、GⅡの優出が一度もない。そのため同SGの出場も危ぶまれていたが、今回が上位着ならほぼ当確となる。「地元の意地もあるし、進入から動きたい」と意欲満々。3月開催の浜名湖賞は2010年以来だが、この時は徳増にとっての初GⅠタイトルをもたらしたという縁もある。優勝戦最大の惑星といえそうだ。
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