ボートレースとこなめの「ルーキーシリーズ第4戦 スカパー!・第22回JLC杯」は6日に予選2日目を終了した。序盤戦を終えて中山将太(25=福井)が唯一のオール2連対をキープ。地元主役として期待される野中一平(26=愛知)も持ち前の速攻力を発揮して4戦3連対と堅調にまとめている。

 デビュー2年目で4~6コースのダッシュ戦を専門に戦っている末永和也(22=佐賀)が序盤2日間を2、1、3着とオール3連対として大健闘している。

 上野真之介(33=佐賀)の弟子で、その上には昨年のMVPでボート界第一人者の峰竜太(35=佐賀)らもおり、大舞台を目指すための環境には恵まれている。

 2日目は1Rで5コースから展開をとらえてまくり差して1着。後半7Rでは道中で猛追し、前節の尼崎ルーキーシリーズで優勝を飾っている入海馨(25=岡山)を3周2Mで競り落として3着と健闘した。

 2連率31%の8号機を駆り、動きはトップクラス。「伸びはかなりいい部類だし、いけると思っていました」と7Rの3着逆転劇を心地良さそうに振り返った。

 デビューしてからダッシュ戦一本に徹しており、次のステップアップに向け、師匠の上野とはこんな約束を交わしている。「これまで準優勝戦に2回乗ってるけど、次に準優勝戦に乗れたら、スローの1~3コースに入ってもいいと言われてるので、まずはそこを目指しています。今節の足なら準優勝戦だけでなく、優勝戦進出も狙っていきたい」と力強く語った。

 スピードと展開の読みはキラリと光るものがあり、とこなめ初参戦となる佐賀支部期待の星が躍動している。