ボートレース平和島の「ヴィーナスシリーズ第23戦」は6日、12Rで優勝戦が行われ、2号艇の森世里(32=滋賀)が差し快勝。初優出ながら見事にデビュー初優勝を飾った。

 枠なり3対3のスリットは片岡恵里(41=山口)、渡辺優美(28=福岡)のセンター両者が先制。やや遅れた森だったが「片岡さんが出ていたので(まくりは)ないなと思って、(スピードを)落として回りました」と、1Mでは冷静な判断で差しハンドル。すると「気が付いたら前が開いていて、進んでいましたね」と、目の前に広がったVロードに突っ込むと、バック先頭。そのまま押し切って、歓喜のゴールを切った。
 
 前節、節一パワーを誇った27号機を前検で引き当てた時点で「これはいい、あとはペラの調整だけで行けるという感じでした」と好感触を得ると、安定感のある走りで予選を突破。5日目準優11Rは5コースから豪快にまくり差して快勝して「2コースは得意」と、優勝戦2号艇を得たもの好材料だった。
 
 初優出とは思えないレースぶりで初優勝を飾ったが「本当はテンパるタイプですよ。でも、優勝戦は楽しんでいこうという気持ちでした。気持ち良く走れましたね」と振り返った森。「思い切ったターンが自分のいいところだと思うので、道中の走りを見てほしい。これからも頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。