ボートレース住之江のGⅠ「太閤賞 開設64周年記念」が4日に開幕する。

 3日の前検日注目のエンジン抽選では2連対率トップ(54%)の83号機を馬場貴也(36=滋賀)がゲット! また、注目の上昇機・53号機は井口佳典(43=三重)、54号機は市川哲也(52=広島)の手に渡った。

 当地のエンジンは今節で使い納め、ラストシリーズとあって優良エンジンが目白押しだ。中でも注目されるのが、井口が獲得した53号機だ。

 2節前に乗った柴田光が「隠れエース機」と絶賛して準優勝すれば、前節の大庭元明も「プロペラの調整を失敗しても伸びる」と高評価していたように、今がまさに“旬”のエンジンなのだ。

 気になるスタート特訓では「スタートが早すぎて、班での比較はちょっと分からなかったけど、好素性機らしい足の雰囲気はあるし、悪くないよ」とニンマリ。

「まだ合ってない感じはあるけどね。エンジンの素性がいいだけに、その辺をしっかりと合わせれば、まだまだ良くなると思うよ。全体的にバランスを取るようにして、自分仕様にしっかりペラを調整していきます」とさらなるパワーアップを画策する。

 住之江では2008年にグランプリを制し、09年にはGPシリーズも優勝。GⅠでも太閤賞を2回(49、60周年記念)をブッコ抜くなど、抜群の相性を誇る水面だ。

 今回は20年9月のGⅠ「高松宮記念」で優出(2号艇)4着以来の参戦となるが「あの時はレースを失敗して(3号艇の原田)幸哉さんにやられちゃったからね。(1号艇の)湯川さんにも申し訳なかった。そのリベンジも含めて、今大会は魂のこもった走りで悔いのないレースをしていきます。住之江は自分を強く育ててくれた場所なのでね」と初日からエンジン全開で突っ走る!