ボートレース浜名湖のGⅠ「浜名湖賞 開設67周年記念」は4日、シリーズ3日目を迎える。

 例年の浜名湖賞は地元静岡勢が得点率上位にズラリと顔を並べることが多いが、今年は得点率トップの大上卓人(30=広島)を筆頭に遠征勢の頑張りも目立っている。
 
 今年2月の津「東海地区選手権」で悲願のGⅠ初制覇を果たした松尾拓(32=三重)も好リズムをキープしている。

 3号艇で出走した2日目2Rは1周1マークで果敢に握って回り、ターン出口ではイン艇と並走だったが、そこからの立ち上がりの足でケリをつけた。

 初日にも6Rで中堅上位の機を駆る大場敏に競り勝つシーンがあり、機力に関しては「初日から乗り心地やターン回りに手応えがあった。思い切って握って回れます」と実戦足を中心に上位クラスの仕上がりになっている。

「2日目としては足も十分だけど、記念レースだし、みんなも(エンジンを)出してくると思うから…」と、レース後はじっくり調整に取り組み、足元をより〝堅固〟なモノにするべく鋭意、取り組んでいる。

 今月末には自身2度目のSGチャレンジとなる福岡「クラシック」を控える身で「今はレースに集中できているし、今年はこの勢いで行きたい」と、地区選Vからのリズムの良さを自覚。さらなる加速をもくろみ、今節も虎視眈々と牙を研いでいる。