ボートレース芦屋のGⅡ「第5回レディースオールスター」はいよいよ明日28日に最終日を迎え、12Rで優勝戦が争われる。

 注目の準優11Rは遠藤エミ(33=滋賀)のイン速攻が炸裂。1Mを回った瞬間に後続をぶっち切る圧勝劇だった。このデキなら優勝戦で大本命の1号艇・小野生奈(32=福岡)に一泡吹かせても不思議はない!

 関西のボートファンは舟券で頼りになる遠藤を〝快傑エミちゃん〟と呼ぶ。それだけ3連対率が高い遠藤も、2020年はわずか優勝1回に終わった。1月の大村で負傷帰郷すると、続く尼崎GⅠ「近畿地区選手権」で最終日にF。そして鳴門GⅡ「レディースオールスター」でも準優戦で転覆と、序盤で崩したリズムが戻り切らなかった。さらに、昨年は1号艇で4優出しながら1V。V逸した3回はいずれも中ヘコミの苦しいスリット隊形。勝ち運にも見放された感があった。

 しかし、今年はすでに3優出1V。優勝した1月の蒲郡ヴィーナスシリーズは、1号艇・小野を4コースからのまくりで沈めたもの。完全復調とみていいだろう。今節も準優までの7走で6回の舟券絡み(3勝、2着3本)と信頼感は抜群だ。

「準優戦はいいターンができたと思う。足もバランスが取れていい状態にあると思うし、チルトはマイナスも試してみて(3日目後半~準優は0度)乗り心地と出足を求めてみる」

 序盤にはなかったトルク感や出足がきたなら能力全開の走りが可能だ。

 2017年のPGⅠ「クイーンズクライマックス」に加え、GⅡ「レディースチャレンジカップ」は2016、2017、2019年と3Vを誇るタイトルコレクターが、新たなタイトルを視界にとらえた。

 迷える舟券人の悩みはエミちゃんが〝解決〟してくれるはずだ!