ボートレース芦屋のGⅡ「第5回レディースオールスター」は26日、シリーズ4日目。ベスト18が決まる予選最終日に突入する。その注目レーサーは地元・竹井奈美(31=福岡)だ。
 
 あと数週間もすると、〝桜の開花時期〟が話題に上る。デビュー以降順調に成績を伸ばし、5年目の2013年前期にA2昇級、6年目には6点勝率をマークした竹井も、開花を待つ桜として認知され始めた。

 そして16年、6月の福岡で5コースまくりというド派手な初優勝を飾ると、11月のGⅡ「レディースチャレンジカップ」(大村)で優出(6着)、12月のPGⅠ「クイーンズクライマックス」(平和島)では優出2着と「満開近し!」を予感させる。

 その後も優勝はコンスタントに積み重ねるが、タイトル接近の場面はなく〝五分咲き〟のまま。迎えた地元開催の今回、初日5、5着といいところなしで、早々と背水の陣に追い込まれた。

 しかし、桜は枯れていなかった。2日目の逃げ快勝で弾みをつけると、3日目3Rでは平高奈菜(33=香川)、山川波乙(23=三重)に競り勝ち、日またぎで連勝。4日目の勝負駆けに望みをつないだ。

「もう少し出るかな、と思ったけど、バックで平高さんに追いつかれる感じがあったし、道中もいっぱいいっぱい。舟の向きが良かったのも1Mだけでした」

 結果は出たが、機力には課題山積。「しっかり合わせて思い切ったレースができるように」と握って回れる足を求める。最後に残った枠番は4と5。快ダッシュから渾身のフルターンでまずは〝七分咲き〟(準優進出)まで持っていく!