
ボートレース宮島のGⅠ「PALBOAT宮島開設6周年記念 第47回岩田杯」は開催5日目の25日、10~12Rで準優3番勝負を行い、次の通り、26日最終日12Rで争われる優勝戦メンバーが出揃った。
1号艇・辻 栄蔵(45=広島)
2号艇・池永 太(35=福岡)
3号艇・三井所尊春(41=佐賀)
4号艇・魚谷 智之(45=兵庫)
5号艇・仲谷 颯仁(26=福岡)
6号艇・寺田 祥(42=山口)
人気になりそうな地元エース・辻に対し、3カド戦が濃厚な三井所がどこまで迫るか、という構図だが、大外6号艇ながら、寺田もこのレースに静かな闘志を燃やしている。
宮島はいまだV経験がなく、お世辞にも得意と言えない水面。今節も節間を通して苦労の連続で、なかなか整備や調整の正解が出ず、良くなったかと思えば、次の日には逆戻り、ということもあった。安定感という点では右に出る者はいないとさえ言えるが、一般戦で予選が未勝利というのは〝珍事〟という以外にない(5日目の1着は「一般戦」)。
それでも優出にこぎつけるところが一流レーサーの底力だろう。「準優戦の足は良かった。全体にしっかり乗れるようになった。本体とかいろいろと整備をやって、少しずつ良くなった。今なら戦えるレベルにある」と舟足もかなり上向かせている。
このあとは3月23日に開幕する福岡SG「第56回クラシック」が当面の目標となるが、当地でも4月にGⅠ「ダイヤモンドカップ」が控えており、最後を気持ち良く走り終えて、苦手意識を払拭したい。
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