
ボートレース宮島の「PALBOAT宮島開設6周年記念 第47回岩田杯」は22日、予選2日目を終了。
この日は地元のエース・辻栄蔵(45=広島)が連勝を決めて、初日ドリーム戦1号艇での2着惜敗から巻き返しに成功した。
前半5Rは内2艇がスリットで立ち遅れていたものだが、10Rは本領発揮ともいえる好内容で、4号艇だった辻は1周1Mをまくり差す形。インの三井所尊春(41=佐賀)に対し、バックでは伸び負けして捕まえきれなかったが、水面悪化の影響なのか、三井所がターンマークを漏らした2Mを絶妙な小回りターン。いわば〝うっちゃり勝ち〟といえるレースだった。
「(足は)三井所の方がいいね。自分のはまだロスしている感じがあるけど、悪くはない。中堅上位はある」と、伸びでは節一級の三井所には一目置くが、巧腕を発揮できる足に仕上がってきている。
優勝賞金200万円と一般戦としては〝破格〟の金額を誇る宮島伝統の「岩田杯」だが、意外にも辻はこれまで無縁だった。この連勝で弾みがついたことは間違いなく、地元エースとして、今年こそ歴史に名を刻みたい。
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