ボートレース桐生の一般戦は21日、準優3番勝負の5日目が終了。最終日(22日)の12Rで争われる優勝戦に出場するベスト6が以下の通り決定した。

1号艇・萩原秀人(41=福井)
2号艇・原 豊土(40=静岡)
3号艇・中里英夫(52=群馬)
4号艇・永井 源(40=愛知)
5号艇・菊地孝平(42=静岡)
6号艇・折下寛法(46=東京)

 5日目準優11Rを豪快に逃げ切った萩原は「出足、回り足、レース足で負ける人はいません。伸びも上位。乗り心地も問題ない」と豪語。持ち前の調整力をフルに発揮し、前節Vの好素性35号機を“節一級”に仕上げて見せた。イン戦も安定感あり、V本命は揺るぎないムードだが、逆転に期待したいのは2号艇の原だ。
 
 5日目は準優9Rを逃げ切って優出一番乗り。だが、スタートタイミングのコンマ15は最下位で、実はヒヤヒヤな展開とあって「1M、先に回れて良かったですよ。それだけ伸び返したってことでしょう。足は今節で一番。バランスが取れて中堅上位くらい。乗り心地も悪くなかった」と、レース後はホッとした表情を浮かべた。

 初日9Rは3コースから3着したが「全然、合ってない」と、レース後は大幅なペラ調整に着手。すると2日目は連勝。その後も安定した航跡を残し、予選を3位で通過。そして優勝戦2号艇を手にした。

「流れはいいですね。強い人がいるけど、チャンスはあると思う」

 強敵・萩原を倒し、2019年7月の浜名湖戦以来となる通算11回目の優勝へ、また当地では17年9月以来、2回目となるVを狙う。