ボートレース戸田の「WINWINパーク戸田開設4周年・東京スポーツ杯」は21日、予選3日目が終了。22日の4日目は予選を勝ち抜いた12選手による準優勝戦2個レースが行われる。

 2日目まで得点率トップだった渋谷明憲(34=大阪)が3日目3、3着に終わり、3位に後退。代わって杉山正樹(41=愛知)が逆転でトップ通過を果たした。

 予選最終戦の9Rは2コースから1Mを鋭く差して勝利。5戦4勝2着1回と堂々の成績で予選を終えた。

 前検日にはエンジンに不安を抱えていたが、調整手腕を発揮して翌日には中堅上位に底上げ。3日目は「かかりが良くて乗りやすい。回ってなかったけど、調整が合えば全部が高水準。(超抜機の)渋谷君の次くらい」と、さらに上位級まで引き上げている。

 これで優勝までマジック2とし、仕上げは逃げ2連発で「V奪取」という青写真を描いているはずだ。

 同支部同グループの後輩・磯部誠(30=愛知)が2位通過した。予選最終戦の8Rは杉山同様に1M差して勝利。当水面を苦手としていたが、5戦4勝、3着1回の戦績ならもう、克服したと言ってもいいだろう。
 舟足も「渋谷さんとは伸びが全然違うけど、普通より少し上はある。かかりも良くなっている」と水準以上だ。

 Vの行方はテクニックあるこの愛知コンビと、図抜けた節一パワーで〝一発〟を秘める渋谷に絞られた、と言っても過言ではなさそうだ。