ボートレースびわこの「日本モーターボート選手会会長賞」が22日、開幕する。21日の前検日はエンジン抽選やスタート特訓などが行われ、各選手が精力的に動き回った。

 今大会はSGウイナー8人が集結する豪華シリーズで、Wドリーム第1弾・初日12R「LBドリーム1」には桐生順平(34=埼玉)、山口剛(38=広島)、吉田拡郎(38=岡山)の3人が出走する。

 中でも最注目は2015年、17年のクラシックおよび17年のグランプリ覇者・桐生だ。

 今節の相棒は2連対率32%の67号機。3節前の男女W優勝戦で金子龍介が準Vした中堅レベルのエンジンだが、「プロペラは少し叩いてから特訓に行った。起こしに鈍さがあるし、行き足にも違和感がある。エンジンは大したことない」と現時点での評価は辛口だったが、「プロペラの形は自分のイメージとそれほど遠くない。初日に乗って、また調整をしていく」と、余裕しゃくしゃくだ。

 今年は1月に鳴門一般戦→津一般戦で連続優勝を果たすと、前節の多摩川GⅠ第66回関東地区選手権も8戦5勝2着3本というほぼ完璧な航跡で制して、3月末のSG福岡「クラシック」の出場権も獲得。3月を待たずにすでに3Vと絶好調モードに入っている。

 初陣の8Rまで時間はたっぷりあるだけに、きっちりと調整を施して機力の底上げをするに違いない。