
ボートレース宮島の伝統の一戦「PALBOAT宮島開設6周年記念 第47回岩田杯」は21日、開幕する。毎年、豪華メンバーが集結する岩田杯だが、今年も地元のグランプリウイナー・辻栄蔵(45=広島)をはじめ、魚谷智之(45=兵庫)、寺田祥(42=山口)らを中心に優勝賞金200万円をかけて争われる。ただ、水面コンディションの悪化でスタート特訓は中止。20日の前検日はエンジン、ボートの抽選、前検タイム計測などが行われた。
スタート特訓だけでなく、足併せもほとんどできない選手が大半で、正味の舟足の把握は初日に持ち越しとなったが、この日、一番、陸の上で気合を見せていたのが是沢孝宏(35=滋賀)だ。
「最近は抽選運が悪かった。久々にいいエンジンを引いたと思った戸田の記念(GⅠ64周年)が中止になって…」と肩を落として迎えた今節だったが、2連率46%の好エンジンをゲットし、ヤル気倍増。「乗った感じが硬かったので、回ってないんだろうけど、下ろしたてで市川(哲也・52=広島)さんが乗っていて、良かったイメージがある」と素性を把握している点も好材料だ。
抽選運に恵まれなかった影響で、勝率面でも昨年11月からの近況勝率(2021年後期適用勝率)が5・47と、A1級キープどころかA2級確保もギリギリの状況。「この後、浜名湖(67周年)、住之江(65周年)と、GⅠが2節あるし、ここで点数を上げたい」と勝率アップへ今節に勝負を懸ける。
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