ボートレースまるがめのGⅠ「第64回四国地区選手権」は19日、9~11Rで準優3番勝負が行われる5日目を迎える。

 順延で仕切り直しとなった4日目も水面は荒れ模様。その影響もあって今節は得点率順位の変動もめまぐるしく、8Rで4着となった前日トップの興津藍(39=徳島)に代わり、6Rを逃げ切った地元の中田元泰(34=香川)が首位に立った。

 今節は6走3勝2着2本でオール3着以内の安定した走り。得点率2~4位につけた市橋卓士(41=徳島)、興津藍(39=徳島)、森高一真(42=香川)らが、ドリーム戦組で得点が優遇されていたことを考えると、その価値は高い。

 中田は2018年の当地・四国地区選2着、2019年の住之江63周年5着と、2回のGI優出があるように、時に存在感を示すのだが、A1級に定着しないため記念常連になり切れていないのが実情だ。
 
 コンビを組む52号機に関しては「特にいいのは伸び。今大会はエンジンさまさまです!」と、仕上がりも抜群で、その底力を信頼し切っている様子だ。

 予選首位からの王道Vへあと2勝。一線級が包囲網を敷くだけに険しい道のりにはなりそうだが、Vの先には3月の福岡「クラシック」(SG初出場)が待っている。SGの世界を体験すれば成長必至の好素材。が、その前に、準優11Rを逃げるという大仕事が待っている。