ボートレース蒲郡の「マクール杯争奪戦」は15日に準優勝戦3番を終了。優勝戦に進出するベスト6が決定した。最終日(16日)12Rで行われる優勝戦は以下の通り。

 1号艇・吉田凌太朗(27=愛知)
 2号艇・石塚 久也(39=埼玉)
 3号艇・内堀  学(33=東京)
 4号艇・河合 三弘(50=愛知)
 5号艇・馬場  剛(28=東京)
 6号艇・鈴木 幸夫(63=愛知)

 準優勝戦が行われた5日目は終日、風速6メートル前後の強風が吹き荒れ、1R開始時から安定板を使用した。最終日も強風予報が出ており、安定板がついても舟足に影響がなく、気配アップした選手を積極的に狙いたい。そこで、優勝戦で本紙が注目したのは3号艇の内堀だ。

 準優勝戦の10Rは4コースのカド位置からコンマ12の好スタートを決めてまくり圧勝。強風下での戦いになり、安定板装着で対応に苦慮する選手も多かった中で「自分はいい調整ができて足も良かった」と、自信満々に胸を張った。準優勝戦はチルト(エンジンの取り付け角度)を0・5度に跳ねたのが奏功した。

「伸びは負ける人がいないのでトップクラス! 回り足も中堅上位はあるし、トータルで見ればいい部類でしょう」と自分好みの舟足に仕上げている。

 最終日もこの日同様の強風が予想されているが「こういう(強風下での荒れ)水面は嫌いじゃない」と大歓迎のクチ。となれば、自慢の強伸びを生かした攻撃的なレースを披露して、2018年11月のびわこ戦以来となる、通算5回目の優勝を狙う。

 内堀はこれで通算44回目の優勝戦進出となったが「まだ1回も1号艇で乗ったことがない」と、豪快に笑い飛ばす変わり種。過去4回の優勝も4コースが2回、3コースと5コースが1回とセンター戦で好走実績があるのは頼もしい限りだ。