ボートレース多摩川のGⅠ「第66回関東地区選手権」が13日、開幕した。

 注目の12Rドリーム戦は浜野谷憲吾(47=東京)が勝利。舟足に関しても「いいね。ゾーンに入っている。展示タイムが出ているし、伸び返す感じがあった」と上々の感触を得たようだ。

 一方、初日2走を2、1着として唯一の2連対発進を決めた中田竜太(32=埼玉)にも注目したい。

 今節は当地上位機の1つである14号機を引き当て、前検日から「嫌なところがない」と、良好な気配をアピールしていた。そして迎えた初日前半戦2Rは4コースから差して2着を確保すると、後半戦7Rではインコースからコンマ09のトップスタートを決めて逃げ切り快勝した。

「(プロペラは)もらったままで行ったけど、気温のせいか重さがあってターンに影響していましたね。それでも行き足はスムーズでした。微調整で行けそうです」と好機力に笑顔を見せた。

 前節のGI戸田「開設64周年記念」は開催打ち切りとなったが、昨年12月の住之江一般戦→今年1月戸田タイトル戦→浜名湖GIII企業杯を3連続Vするなど、近況は絶好のリズムに乗っている。「何かを変えているわけではないけど、最近はツキがあるし、流れがいいです。この流れが続く限り、流れに(身を)任せていきたい」と口も滑らか。

 今節も“自然体”を貫いて2018年3月の戸田61周年記念以来となるGI優勝を目指す。