ボートレース蒲郡の「マクール杯争奪戦」は12日、予選2日目を終了した。

 序盤戦2日間を終えてドリーム組の重野哲之(41=静岡)が4戦3勝、石塚久也(39=埼玉)が4戦オール3着以内と堅調に運んでいるが、2日目に最も躍動したのが金子賢志(30=群馬)だ。

 この日は2Rを3コースまくりで快勝すると、後半戦7Rも5コースから差し切り勝ちを収め、見事、連勝に成功。初戦の6着大敗以降は2、1、1着と好走が続いている。

 レース後は「回り足が良くなっているし、キャリアボデーを替えて正解でしたね。自分の好きな感じに仕上がっていますよ」と機力一変を強調。機率22%しかない17号機に前検日、初日に「良くない」とボヤいていたのが、うそのようだ。

 懸命なプロペラ調整とエンジン本体の整備が実を結んだ結果だが「元々が伸び寄りのプロペラの形だったので、うまく乗りこなすことができなかった。そこから、自分のレースができるように調整をしたら良くなってきましたね」と、ピタリと当たった調整に満足そうな口ぶりだ。

 さらに「スタートも勘通りに行けています」と自信満々に胸を張るように、4走すべてトップスタート(3走目はトップタイ)と、持ち味を存分に発揮、〝攻め〟ているのも大きな強みだ!