ボートレースからつの「ヴィーナスシリーズ第21戦」は13日が予選最終日の3日目に突入。14日=4日目に争われる準優進出戦へ勝ち上がるベスト24が決まる。

 2日目を終えて得点率首位に立ったのは3戦2勝3着1本の遠藤エミ(32=滋賀)で、連勝こそ「2」でストップしたが、舟足は変わらず上位クラスのパワー。このまま〝王道〟闊歩といくか、注目される。

 一方、準優進出戦入りへ3日目の予選ラスト1走に〝全集中〟するのが初日ドリーム戦メンバーだった中川りな(27=福岡)だ。

 本来なら準優進出戦の好枠争いに加わりたかったところだが、初日前半レースで落水のアクシデントに見舞われ、いきなりマイナス5点のビハインド。ドリーム戦でも4着となり苦しい船出となってしまった。

 巻き返しが注目された2日目は、まず前半5Rで絶好枠を味方にイン逃げを決めてシリーズ初白星を挙げると、後半の9Rではカド4コースからのまくり攻勢で2着を確保し、2走とも上位着にまとめた。得点率も5・00として22位まで押し上げた。

「プロペラの調整をした後半戦はターンでしっかり回れるようになりましたが、重さがあった。この重さを解消させて軽快にしたい」

 準優進出戦入りへは予選ラストの10Rで、上位着が必要だが、しっかり調整をし直してドリーム戦メンバーの威信にかけて、予選を突破するつもりだ。