ボートレース徳山のGI「第64回中国地区選手権」が12日、幕を開けた。

 初日はインコース=1号艇が10勝と徳山らしい結果になったが、女子レーサーの活躍が目立った一日だった。そこでクローズアップしたいのが地元・佐々木裕美(41=山口)だ。

 前節のとこなめ「ボートレース レディースVSルーキーズバトル」では大苦戦(途中帰郷)したが、今回は前検日の航走検査で6秒81の一番時計をマーク。いざ、実戦を迎えても、3号艇だった初日4Rは4着に終わったが、2コースからスタートでハナを切った村松修二(2着)に追いつくような動きを見せていたし、展示タイム6秒89は初日全体で3位タイという好時計だった。
「レースでは回転が足りない感じがしたけど、試運転では結構いいんですよ。あとはしっかり合わせたい」と、まだ調整の余地を残すものの、佐々木自身も好感触をつかんでいる。

 地区選も「いつもいいエンジンを引かせてもらっている」という相性のいいレース。2016年2月の宮島大会では優出(4着)の実績を持つ。特に今回は地元の徳山、男子との体重差が1キロ広がっていることも加味すれば、なおのこと期待が高まるというもの。

 2日目12Rはオール女子戦。女子同士でも機力は一歩リード。差し切りでの勝利に期待したい。