ボートレース三国のGⅠ「第64回近畿地区選手権」は11日、準優3番勝負が行われ、12日の最終日12Rで行われる優勝戦のメンバーが以下の通り決まった。
 
1号艇・馬場 貴也(36=滋賀)

2号艇・今垣光太郎(51=福井)

3号艇・吉川 元浩(48=兵庫)

4号艇・湯川 浩司(41=大阪)

5号艇・上田 龍星(25=大阪)

6号艇・北村 征嗣(41=大阪)


 5日目準優12Rを逃げ切り、ポールポジションをつかんだ馬場がV候補だ。3拍子揃った強力な仕上がりで「(守田)俊介(45=滋賀)さん以来の滋賀支部から近畿地区選ナンバー1を目指して頑張る」と力強く語る。ただ、もう一人、虎視眈々とVを狙っているのが地元の今垣だ。

 準優10Rは5、6枠がコンマ0台のSで攻めてきたが、インから差させないターンで先マイ。そのまま後続艇を引き離して優出一番乗りを果たした。レース後は「4日目より出足、行き足が良くなった」としたが「優勝戦1号艇ならこれでいいけど、2コースだとこの足では差せない。伸びを求めてチルト0、整備含めていろいろと考えたい」と、さらなる上積みを求めてペラ小屋へと向かった。

 昨年は記念戦線で一度もGⅠを勝てず、もがき苦しんだ。それでも近畿地区選は三国開催で3度制すなど相性は抜群。「優勝すれば3月の福岡SGクラシックの権利を獲得することができる。ここは地元なのでいろんな意味で勝ちたい気持ちが強い」と気合もマックスだ。

 優勝戦は2号艇。インには節一級の馬場がおり簡単にはいかないが「責任あるコンマ08くらいのSをフルダッシュでいきたい」と鋭いまなざしでV取りに燃えていた。