【ルーキー通信簿】急成長中の2世レーサー・原田才一郎「みんなに勝ちたいです!」 

2021年02月11日 16時18分

原田才一郎
原田才一郎

【ルーキー通信簿:原田才一郎(24)福岡支部122期】昨年8月にボートレース若松で初めて優勝戦に進出。勝率も2020年後期3・96→2021年前期5・17と大きく伸ばした。

 しかし、自己評価は厳しい。「勝率は上がっているけど少しギャップがありますね。2019年7月にフライングを2本してスタートの仕方をはじめターンとか道中でのさばき方とか、いろいろ試していたら、たまたま勝率が5点台に乗っただけ。乗り心地がきていれば、ターンで勝負してガッツのあるレースができるんですが、乗り心地がズレると元も子もないようなレースになってしまう。調整力もまだ全然ですし…」と、まだまだ納得できるレベルには達していない。

 師匠は同じ福岡支部の先輩でGI優勝歴もある池永太。「結構、レースに関して厳しく言われます。毎節ノルマもありますし、前節の反省点を踏まえたことを言われることが多いですね。道中の走り方だとか…。ペラ調整に関しては〝自分に合ったものが絶対にあるから、まずは乗り心地を追求していきなさい〟と言われています」と熱心な指導を受けている最中だ。

 その池永は「見ていて勝ちたい、着を取りたいという気持ちが伝わってくるレースは増えましたね」と愛弟子の姿勢を評価。その一方で「調子のいい節とそうでない節との差が大きい。もっと安定して着を取らないと…。エンジンが出てないにしても悪いなりにまとめてほしい」と課題を指摘する。

 父は元レーサーの原田富士男氏。現在は福岡県柳川市の「ボートレーサー養成所」で教官としてレーサー候補生を指導している。「たまにラインがきて〝1周2マークへたくそやったな〟とか、いじってきます。僕はスタンプ1個で返しますが(笑い)。僕にとっては父親感が抜け切れないので、先輩というより父親という目線で見てしまいがちです」と言う。レーサーになるきっかけは富士男氏。温かく見守ってくれる父親の存在は大きいだろう。

 今後について「目標はA級。自分に合った調整がまだできていないので、いろいろエンジンを引いて、その見極めとかしないとダメなんですが…」と課題を痛感しているだけに控えめに話す。

 ただ、あふれ出る闘争心を隠すことはできない。「目標にする選手とか憧れの選手とかはいないけど、ただ勝ちたい。みんなに勝ちたいです」と力強く宣言した。

☆はらだ・さいいちろう=1996年10月18日生まれ。福岡支部所属の122期生。福岡県出身。2018年5月7日にボートレース若松で初出走初勝利。

関連タグ: