ボートレース若松の「第26回北九州市長杯」は3日、激闘の準優3番勝負が終了し、4日の最終日12R優勝戦を争うベスト6が出揃った。

 準優10Rは中田達也(27=福岡)が4コースカドからコンマ06のトップスタートを決めて、まくり一撃で1着。インの仲谷颯仁(26=福岡)が残して2着。

 準優11Rは原田幸哉(45=長崎)が順当に逃げ切った。2着は抹香雄三(35=広島)が入るも、前半5Rでの妨害失格のため賞典除外(優出の権利なし)に。3着の大場広孝(38=福岡)が繰り上がっての優出となった。

 準優12Rは篠崎元志(34=福岡)が貫禄の逃げ切り勝ち。予選首位の篠崎がポールポジションを獲得した。また、2着の定松勇樹(19=佐賀)がうれしいデビュー初優出を決めた。

 優勝戦メンバーは以下の通り。

 1号艇・篠崎元志(34=福岡)

 2号艇・原田幸哉(45=長崎)

 3号艇・中田達也(27=福岡)

 4号艇・仲谷颯仁(26=福岡)

 5号艇・定松勇樹(19=佐賀)

 6号艇・大場広孝(38=福岡)

 もちろん、ここまで6戦4勝2着2回と抜群の安定感を誇る篠崎のイン逃げが大本命となるが、穴で狙ってみたいのが定松だ。

 125期の養成所チャンプでもある定松は、峰竜太(35=佐賀)に師事し「師匠には一番、メンタルを教わっています」という。19歳とは思えぬ冷静なハンドルさばきは、峰の教えのたまものだろう。初出走の当地でも躍動し、デビュー初優出を達成した。「メッチャうれしいです! 6号艇だと思ってたので楽しみです」と笑顔がはじけた。

「ペラをいろいろして、準優が一番良かったです。全体にバランスが取れて中堅上位ある。乗り心地もいい。若松は初めてだが乗りにくさもないです」と舟足は軽快。

「自分のできる限り頑張ります。師匠にいい報告がしたいですね」と初々しく意気込んだ。