<三国GⅢオールレディース>寺田が今年初優勝

2014年05月21日 10時59分

<ボートレース>15日から三国で開催されてきたGⅢオールレディース第5戦「三国レディースカップ」は20日、ベスト6によって優勝戦が行われ、トップスタートを決めた寺田千恵が2コースからズブッと差し切り快勝。今年初、通算46回目の優勝を飾った。

 節間を通じてホーム追い風基調だった今節だが、それが最終日になって一変。向かい風に変わり、ピット内でもスタートの難しさを口にする選手が多かった。

 そんな中で行われた優勝戦はスタート展示、本番レースとも進入争いで動く選手はなく枠なり3対3スタイル。その向かい風の影響もあってかスタートは全体的に遅めだったが内2艇がコンマ10台で1Mに向かった。

 圧倒的な人気に推されていた1号艇の平高奈菜が先マイをしたが、やや握りすぎたのかターンが流れた。そこを2コースからすかさず差したのが百戦錬磨の寺田だった。

 バックは完全に前に出て2Mも平高の差し返しを許さずに決着。3番手はBSでは今井美亜だったが2Mで加藤奈月が突進し、その間隙を突いた鎌倉涼が浮上、2連単690円、3連単1480円でシリーズを終えた。

 寺田は開口一番「正直優勝できると思っていなかった。うまくいきすぎました」とニッコリ。機力に関しては「グリップ感だけかと思っていたけど、優勝戦は行き足も来て、いい仕上がりになっていたので、あとは自分の問題でしたね。スタートして先行していたのはわかったけど、気付いたら奈菜ちゃんが飛んでいってましたね。焦って握ったのかな?」と受け答えにも余裕すら感じた。

 今年はここまで優出4回があったが遅まきながらの初Vに「優勝から遠ざかっていたのでこれでリズムが作れると思う」とうれしそう。さて次走はSGオールスター(笹川賞)だ。

「いつもファンの方に選んでもらっているのに、ふがいない結果でショックを受けていました。でも今年は女子が大勢(12人)出るので、その中の誰かが男子をやっつけてくれたらいいなと思います。もちろんそれが私なら最高なんですけど(笑い)」

 そう話す裏には01年のグラチャンで女子初のSG優出を果たしたプライドが見え隠れした。オールスターでの彼女の奮闘に注目したい。