ボートレース大村のGⅢ「アサヒビールカップ」は31日最終日、12Rで優勝戦が行われる。佳境の5日目準優勝戦3番は前川守嗣(38=福岡)、森高一真(42=香川)、久田敏之(39=群馬)の1号艇勢が逃げ3連発! その結果、予選トップ通過の久田が優勝戦のポールポジションを勝ち取った。

 久田は昨年11月に行われた蒲郡のSG「第23回チャレンジカップ」でSG初優出を経験。2021年は念願のGI初優勝など、さらなるステップアップをもくろんでいる期待株だ。今年2節目となった前走のとこなめ一般戦ではきっちりと優勝を果たしており、これで2節連続Vに王手をかけた。
 今節は初日こそ4、6号艇という外枠が災いして3、5着に終わったが、2日目以降は一気にペースアップ。準優勝戦直前の5日目前半6Rを大外6号艇で5着した以外は、5戦2勝2着3回にまとめる好リズムをキープ。準優勝戦もイン押し切りで快勝した。

 機力は決して威張れるほどではないが、「準優戦では中山将太選手が出ていましたね。僕の足は中堅。いい人はいるし、ホントに真ん中という感じ。でも、乗り心地は悪くないし、スタートもいつも通りに行けている」と、悲観の色はない。
 今後のGI戦線へ弾みをつける意味でも、この一戦はきっちりとV奪取で締めくくる!