ボートレースからつのGⅠ「開設67周年記念 全日本王者決定戦」は25日、予選最終の4日日が終了。5日目(26日)は10~12Rで準優勝戦が行われる。

 勝負駆けの4日目は3連単の万舟券が7本も飛び出す大激戦となり、3日目まで得点率トップだった丸野一樹(滋賀=29)もその波にのまれ、12Rのイン戦で3着と一歩後退。得点率で並んだ深川真二(佐賀=46)が上位着順差で逆転の首位通過を決めた。丸野は2位、3位には山田康二(佐賀=33)が食い込み、この3人が準優1号艇を手にした。
 
 準優3番はいずれも激戦必至の様相だが、今節は選手代表も務める地元の古賀繁輝(佐賀=34)の激走に期待したい。

 4日目は予選突破の想定ボーダー得点率6・00へ必要な得点が2点(5着)と比較的楽な条件で臨んだ1Rで、3日目後半に続いてまくり一撃を決め、得点率6位で予選を突破した。

「足は伸び型ですね。レースで伸びるし、出足もグリップしています」と、自らレースをつくれる足に仕上がっている。今期適用勝率の低さ(6・28)から予選で1号艇がこなかったが「それは分かっていたんで、前検から勝負だと思って(調整を)仕掛けていきました。うまくハマッてくれましたね」とエンジンが思いに応えてくれた。

 目下スタートは4走連続ゼロ台とスタート勘は冴えている。「もうコースはどこでもいいです。スタートに集中していきます!」と、準優も快ショットを決めるつもりだ。