ボートレース津のGI「開設62周年記念つつじ賞王座決定戦」は8日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇・松井繁(44=大阪)が逃げ切って優勝。通算では114回目、GI制覇は51回目となった。

 枠なりの3対3でスタート。トップタイのコンマ08でスリットを通過した松井が他艇の攻めを封じて王道の逃げを披露。道中も危なげなく押し切った。

 つつじ賞は一昨年に次ぐV6。しかし、風速6メートルと強い追い風の影響でキツい条件となったこともあり、普段は冷静沈着な松井にしては珍しく、開口一番「ホッとしました。無事に優勝できて良かった」と安堵の表情も見せた。

 今年は尼崎SGボートレースクラシック(総理大臣杯)、住之江GⅠ近畿地区選でV。賞金では早くも6000万円を超えており、賞金ランクも堂々のトップ。絶好調の要因について「今さら技術が上がることはないけど、常に100%の技術を出せるハートを身につけるように心がけているのがうまくいってる」と自己分析、今後のSG、GI戦線での活躍を約束した。