16日、水面状況悪化が予測され中止順延となったボートレース江戸川のGⅠ「江戸川大賞 開設65周年記念」は17日、初日を開催する。

 15日の前検、初日ドリーム戦1号艇を任された井口佳典(三重=43)の気配は悪くなかった。

「スタートがバラバラで(正確に)判断はできないが、悪くないと思う」。今回、手にしたのは機率43%と良好な70号機。正味の足は本番待ちとなりそうだが、特訓を見る限りは楽しみだ。

 地元のエース・浜野谷憲吾(東京=47)も機率45%の43号機と上位機を得た。

「スタートはしやすいし、起こしはいい」と行き足はまずまずの状態にある。「トルクを感じないのでペラを叩こうかな」。さらなる力強さを求めて調整も視野に入れる。

 予選組では6秒54の前検一番時計を叩き出した郷原章平(福岡=39)が伸びを中心に超抜ムードを醸し出す。

「スタートしてスイスイ出て行くし、伸びが良さそう。ペラの形状は特殊だけど、乗りづらさもない。このまま行きます」。この動きをレースにつなげられれば、GⅠ初戴冠も見えてきそうだ。