ボートレース桐生の一般戦は13日、3日間の予選を終了。4日目(14日)の9~11Rで行われる準優勝戦のメンバーが決定した。

 予選の5戦を3勝2着2回のオール2連対で突破(6戦目は得点争いに無関係の一般戦で2着)した地元の大沢普司(群馬=46)が得点率トップ通過を果たした。

 2位は2日目から4連勝(一般戦を含む)の長田頼宗(東京=35)、3位は予選5走を2勝2着3回の全連対でクリアした伊藤将吉(静岡=42)となり、この3人が準優勝戦の1号艇を手にした。

 その4日目の準優3番勝負はいずれも1、2号艇を得た好枠勢が機力、リズムともに絶好で、順当決着が濃厚だが…。

 そんな〝お堅い〟ムードを打ち破りそうな、一発の魅力を秘めているのが11R4号艇で登場する後藤隼之(はやと、東京=32)だ。

 後藤は昨年12月の江戸川、浜名湖と2節連続でフライングを切り、現在はF2の身(1月26日から90日のF休みが科せられる。もし、もう1本Fを犯しF3となると、さらに90日休みが追加され、計180日休みとなる)。重い足かせを引きずっての参戦となっているが「自分が悪いので仕方がないです。早いSは行けないですし、今は勉強と思って道中の走りを意識しています」という言葉通り、今節は粘りの走りを随所で見せ、12位で予選を突破した。

 相棒の32号機は前節優出3着の好素性機で「足は全部が良くて上位だと思います。周りの人には『出ていくね』って言われますし、合わせたスタートでも下がらないです。気になるところもないし、あとは微調整の範囲ですね」と、仕上がりは上々だ。

 4号艇で臨む準優11Rはダッシュ戦が濃厚。「Sは置きにいくような感じにはなると思います。それでも出ていく足なので、チャンスはあると思います」と、頼れる相棒を信じて優出を狙う。