ボートレース住之江の「2021マクールカップ」は10日の開催2日目、早くも予選最終日の攻防を繰り広げ、11日(3日目)に行われる準優戦に進出するベスト18が決まった。

 今節は予選が2日間だけとあって、ポイント争いは大混戦となった。結果的に得点率トップを勝ち取ったのは、2日目11Rを3号艇からまくり快勝して予選2、1、1着の航跡を残した佐々木康幸(静岡=47)だ。また、残る準優戦1号艇は得点率第2位の浜田隆浩(大阪=46)と同3位の石丸海渡(香川=27)が獲得している。

 一方、準優戦進出を決めた、その他のライバル勢の中で注目しておきたいのが、得点率11位で予選を突破、11日・3日目の準優勝戦9R4号艇となった嶋義信(香川=32)だ。

 予選3、1、3着ながら、2回の3着は5、6号艇という外枠でのもので価値は高い。気になる舟足に関しても「足は中の中くらいだけど、引き波の中でスムーズさがあるし、乗りやすい。レース足がきましたね」と納得の仕上がりになっている。

 嶋は「ここのところB1級とA2級を行ったり来たりしているので、今年は悪い時にもしっかり着を取ってA2級に定着したい。A1級を目指すのはそれから。前回のまるがめ戦が良くなかっただけに、ここで優出を決めて、いいリズムをつくりたい」と、早くも力が入っていた。