峰竜太は誰にも止められない! ボートレース大村の新春シリーズ「ゴルゴ13杯」は6日、4日目の予選最終日を終了した。5日目(7日)には9~11Rで準優勝戦が争われる。

 3日目を終えて開幕から無傷の6連勝で得点率首位をひた走っていたボート界のスーパースター・峰竜太(佐賀=35)だが、予選最終レースとなった前半8Rは試練の6号艇。ここを好ピット離れから3コースを奪取すると、1M鋭い差しハンドルを繰り出して7連勝のゴールを駆け抜ける。後半12Rも3コースから1Mまくり差してイン今井貴士(福岡=36)の懐をえぐるとバック伸ばして2M先マイ、破竹の8連勝を決めた。

「前半はピット離れから飛びました。グランプリも出ていたけど、今回も出ています。パワーがある」と節一足でVを勝ち取ったグランプリとそん色ない仕上がりと断言した。

 まさに〝鬼に金棒〟状態となった峰だが、地元勢も黙って見ているわけにはいかない。長崎支部が誇るジョーカー・中村亮太(長崎=40)も虎視眈々とVを狙っている。得点率12位で予選を突破した中村だが「ペラを叩いて(機率)30%の感じではない。舟の向きが良かったし、しっかり回れる感じもあった。調整すれば反応してくれるし、エンジンのパワーは引き出せている」と機力の手応えは十分だ。

 準優勝戦9Rを勝ち上がり、優勝戦では変幻自在の攻めを駆使して峰に襲い掛かるつもりだ。