ボートレース徳山のGⅢ「西部記者クラブ杯争奪 徳山オールレディース」は6日、4日間の予選を終了。5日目(7日)10~12レースの準優勝戦に出場するベスト18が決まった。

 注目された得点率争いは予選ラストの2走で1、2着とした鎌倉涼(大阪=31)が逆転トップに浮上。2位は田口節子(岡山=39)、3位は昨年末のプレミアムGⅠ「クイーンズクライマックス」を制した新女王・平高奈菜(香川=33)となり、この3人が準優1号艇を獲得した。なお、4日目に1、3着と好走した西橋奈未(福井=24)は待機行動違反の減点7が響いて4位通過となった。

 5日目準優3番勝負は1号艇の3選手がいずれも首位有力だが、注目したいのは川野芽唯(福岡=34)だ。

 予選最終の4日目3レースでは2コースから手堅く差すと、猛追する中村桃佳(香川=27)を振り切って2着を確保。得点率11位で準優へ駒を進めた。「足は普通で少し余裕がない。スリット付近が良くなったら二の足が悪くなったり、その逆も。バランス取るのがうまくいってない」と舟足は中堅域ながら、今節はテクニックでしのいでいる。

 今年12月には地元・福岡で6年ぶりにプレミアムGⅠ「クイーンズクライマックス」が開催される。その6年前は自身初のGⅠ戴冠となった思い出の大会だ。

「年末に向けてコツコツ稼ぎたい。年間通していいレースをして12位に入りたい。長い目で見て、ペラ調整に答えを見つけたい。優出目指して頑張ります」とモチベーションは高い。準優11レースでも渾身の走りを見せてくれるはずだ。