今村豊らしさを感じさせる「チヌ釣りボウズ」事件

2021年01月05日 19時53分

〝ミスターボートレース〟今村豊氏

 昨年10月に引退した〝ミスターボートレース〟今村豊氏。天才レーサーは、プライベートでも“らしさ”を見せていた。それが〝ボウズ事件〟だ。

 知人に誘われてチヌを釣りに行った時のこと。3人で出かけて釣果は2枚。釣れなかったのは今村だった。船頭に「必ずリベンジに来るから!」と勇ましいひと言を残して帰宅。それからがすごかった。釣り道具を自前で全部揃えて、漁師の知人に電話。「チヌを釣るにはどうしたらいいのか」と根掘り葉掘り。「べにじゃこ」というエサがいいと知ると、今度は山口県下の釣具店に片っ端から電話。で、ついに下関にそのエサが置いてあることを突き止め、さっそくそれを仕入れ、弟とチヌ釣りに出掛けたそうだ。

「もう入れ食い! 1枚もつれんかったもんが、70~80枚。『こんだけも釣ったんか~』と同船していた釣り人に驚かれたり、あきれられたり。で、周囲の人に『エサじゃ。べにじゃこ、っていうのがどこそこにあるからエサ買ってきたらいい』って、全部教えて…。そしたらひとりの人が『そんなこと、人に教えるもんじゃないぞ~』ってね。心狭いなぁ~、って。こっちはたくさん釣って万万歳! だったら、ほかの人も釣れたらいいというのが僕の考え」

 で、満足したのか、その後はチヌ釣りはパッタリとやめたそうだ。一期間、全部勝ったら、ボートレーサーいつやめてもいい、とデビュー時から語っていた究極の目標も、どうやら本気だったようだ。

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