
ボートレース桐生の「第49回群馬ダービー」は4日、予選3日目の熱戦を展開した。
この日も前日2日目同様、最終12Rは大波乱となった――。その「桐生特選」は1号艇・土屋智則(群馬=35)が2コース戦の久田敏之(群馬=39)のツケマイ強襲に不覚を取り、4着に沈んだ。「いいところがない。レースはできるけど、厳しい足ですね」と話すのが精いっぱい。
新エンジン導入から2節目とあって、調整に手を焼く選手が多く、特に格上選手にそれが目立つ今節。まだ機力で抜けた選手は見当たらず、予選ロードは大混戦だ。
そんな中で急浮上してきたのが上村純一(群馬=40)。3日目は6Rでイン逃げ、10Rでは2コース差しを決めて2連勝! 一気に上位争いに加わってきた。
上村は「スリット足、伸びは変わらず悪くないですね。ターンでの重さはあるけど、そこも徐々に良くなっている」と現状はまだ目立つほどの機力ではないが、着実に舟足を良化させている。
調整に難航するライバル勢をよそに、上村がシリーズ後半戦の主役の座を奪うつもりだ。