ボートレース桐生の「第49回群馬ダービー」は3日、予選2日目を終了。地元の群馬支部同士による熱戦が繰り広げられた。

 2日目メイン第12R「桐生特選」は1号艇の山崎智也(群馬=46)が4着に敗れ、3連単5万円台の大波乱。山崎は2日目を終えて3、3、3、4着とまだ白星がない状況で「グリップしているけど、ペラが合っていない。何かが違うし、伸びがない」と機力の底上げが急務だ。

 このレースで2着に入った金子拓矢(群馬=37)は初日連勝発進からこの日は3、2着と白星こそなかったが、2日間を終えて4戦2勝オール3連対。得点率トップに立ったように、変わらず好状態をキープしている。「スリット手前から出て行くし、足はいい。道中の乗り心地も悪くない」と、こちらは完調間近と言えそうだ。

 一方、2日目に目立ったのは金児隆太(群馬=33)だ。第5Rではコンマ03の踏み込んだスタートを決めると圧巻のまくりで快勝。「初日の前半はボロボロだったけど、2走目から感じがいい。伸びるようになったし、舟の向きもいい」と日をまたいでの2連勝に笑顔を見せた。

 3日目(4日)は第9Rとメインの第12R「桐生特選」に登場。後半戦は大外6号艇だが、侮れない存在となりそうだ。