ボートレース桐生の「第14回ボートピアなんぶ杯」が27日に開幕する。今節から新エンジン、新プロペラに切り替わるため、各選手の動向には細心の注意を払いたい。

 注目の12R「ドリーム戦」1号艇に配された地元の秋山直之(群馬=41)は検定タイム(※)6秒70の30号機を手にしたが、「何もしていないし、(足に関しては)分からない。班での比較も分からない」と正味の足色のジャッジは本番での結果待ちとなりそうだ。

 そのドリーム組では今年4月に津で行われたプレミアムGⅠ「マスターズチャンピオン」で21代目マスターの座に就いた5号艇・村田修次(東京=47)の気配が頭ひとつ抜けている。

 村田が引いた24号機は検定タイムこそ6秒77と目立つことはなかったが、前検から入念なプロペラ調整に呼応し、スタート特訓での動きは上々だった。「プロペラは叩いた。何となく頭の中ではペラ(の形)はできている。スタートは届いていたし、行き足はいいところにきそうな感じがありますね」と行き足に関しては合格点を与えた。

 2007年の多摩川53周年記念以来、13年ぶり2度目のGⅠVを飾ったメモリアルな年を最高の形で締めくくるためにも、初日から猛チャージをかける。

 ※検定タイムとは12月8日に行われた「登録モーター性能検査」における航走タイムのこと。